福祉広報 令和2年6月発行 第499号 大阪府立福祉情報コミュニケーションセンターがオープンしました!!    障がい者の相談支援・意思疎通支援・手話言語の習得機会の確保などの総合的な支援を行う大阪府立福祉情報コミュニケーションセンターが6月15日にオープンしました。 【施設の概要】 ≪所在地≫ 大阪市東成区中道1丁目3番59号 ≪アクセス≫ JR環状線 、大阪メトロ中央線又は長堀鶴見緑地線「森ノ宮駅」から中央大通り南側を東へ約140m、二つ目の交差点を右折し南へ約280m ≪建物構造等≫ 鉄骨鉄筋コンクリート造4階建て 敷地面積:2372.404u 延床面積:3829.766u 本センターは、社会福祉法人大阪障害者自立支援協会と一般財団法人大阪府視覚障害者福祉協会、公益社団法人大阪聴力障害者協会の3法人が「大阪府立福祉情報コミュニケーションセンター運営事業体」として指定管理を受託し、各法人の専門性を発揮・連携しながら、障がい者の相談支援や社会生活支援、意思疎通支援等の実施拠点として各支援事業を行ってまいります。 当協会は、運営事業体の代表法人として施設の管理運営とともに、これまで大阪府障がい者社会参加促進センターにおいて実施してきた「大阪府障がい者110番事業」や盲ろう者等の各種支援事業を本センターで実施し、引き続き、障がい者の自立と社会参加の促進を図ってまいります。 同じ施設内には、ひとり親家庭の福祉を増進するため、各種支援事業を行う大阪府立母子・父子福祉センター(大阪府母子寡婦福祉連合会が指定管理を実施。)も整備されています。 施設が障がい者等の様々な課題を解決する支えの場となるよう切れ目のない支援を行い、障がい者等の自立と社会参加をより一層促進するとともに、公の施設として府民とのふれあい、交流を図る活動の場として提供してまいります。 【センター各階のご案内】 各階 連絡先(代表) 1階 盲ろう者等社会参加支援センター  TEL 06-6748-0587 FAX 06-6748-0589 視覚障がい者支援センター TEL 06-6748-0615 FAX 06-6748-0616 2階 視覚障がい者支援センター TEL 06-6748-0615 点字図書館 FAX 06-6748-0616 大阪府立母子・父子福祉センター TEL 06-6748-0263 FAX 06-6748-0264 3階 聴覚障がい者支援センター(手話) TEL 06-6748-0380 FAX 06-6748-0383 聴覚障がい者支援センター(要約筆記) FAX 06-6748-0183 聴覚障がい者支援センター(手話言語習得支援室) TEL 06-6748-0084 FAX 06-6748-0089 4階 貸会議室 TEL 06-6748-0587 FAX 06-6748-0589 ★詳細は「大阪府立福祉情報コミュニケーションセンター」のホームページをご覧ください。≪osakacommunication.com≫ お知らせ 令和2年度大障協第1回レクリエーション事業の中止について ※例年、初夏の時期に実施しておりました日帰りバスツアーにつきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止し、今後の状況を見ながら、秋以降の実施に向けて検討して参ります。どうぞよろしくお願いいたします。 就労ニーズに対応したコースを設置しています。受講料は無料です スタート講習(個人指導) パソコンのファイルやフォルダなどを理解する基礎知識とパソコンの基本操作を個人指導で学びます。 基本講習・実践講習 事前に講習を予約してスケジュール管理の習慣と、主体的に学ぶ力を養うため、自習形式の講習です。           パソコンの基本操作から、Word、Excel、Powerpointなどの基礎と応用、Web更新作業などが学べるほか、パソコン管理、インターネット、社内文書、社内メールへの対応など、仕事に活用できる知識も習得します。 ●肢体不自由者等対象講習  ●精神障がい者対象講習 ●視覚障がい者対象講習(音声読み上げソフトを使用して学びます) ●聴覚障がい者対象講習(講師は手話対応)  ※視覚障がい、知的障がいのある方の講習は、受講者の習得状況を確認しながら講義形式で行います。 基本講習  ・パソコンの入力練習  ・Windows、Word、Excelの基礎 実践講習  ・Word応用  ・Powerpoint基礎・応用  ・Excel応用  ・Web更新作業基礎 在宅就労支援訓練 在宅での就労を希望する方を対象にeラーニング形式(インターネットによる学習)で、在宅訓練を行います。  ※訓練要件がございますので、まずはご相談ください。 訓練内容   ・データ入力・編集  ・音声起稿業務(テープ起こし)  ・ホームページ作成など パソコン検定対策講習(期間限定講習) 日本情報処理検定協会の検定試験で資格取得をめざします。過去問題での練習や試験の要点などのアドバイスなどを行い、試験合格をサポートします。  ※受講にはIT講習の習得状況の確認が必要です。  対象検定試験  ・日本語ワープロ検定2級・3級  ・情報処理技能検定 表計算2級・3級  ・文書デザイン検定2級・3級  ・パソコンスピード認定(日本語) 就職対策講習 企業で求められるコミュニケーション能力やビジネスマナー等のソーシャルスキルを身につけ、就職活動に臨むために、IT講習・訓練とあわせて、各種の就職対策講習を受講できます。 講習内容  ・ソーシャル・スキル・トレーニング  ・メタ認知トレーニング  ・パソコンを用いた認知機能トレーニング  ・就職ガイダンス  ・応募書類作成・模擬面接など まずは就労相談でわからないこと、詳しいことをお聞きください! 受講を希望される方は、就労相談(要事前予約)をお受けください。 お問い合わせ・ご予約 大阪府立福祉情報コミュニケーションセンター 大阪府ITステーション 〒543-0002 大阪市天王寺区上汐4丁目4-1(夕陽丘高等職業技術専門校内1階の一部及び2階) TEL 06-6776-1222 FAX 06-6776-1281 Eメール shien@itsapoot.jp 受付時間:月曜から金曜 9時から16時30分 開館時間:月曜から金曜 9時から17時30分 休館日:土曜・日曜・祝日・年末年始 最寄駅 大阪メトロ「谷町九丁目駅」南約600m 大阪メトロ「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」北約600m 近鉄線「大阪上本町駅」南西約800m 社会福祉法などの一括改正法案が審議へ 野党3法案も並行で福祉の処遇改善を論議 地域共生社会の実現に向け、市町村の相談体制を強化することを柱とした社会福祉法などの一括改正法案が国会で審議入りし、野党が合同で提出した介護・障がい福祉関連の3法案も並行して審議されることになる。 野党提出の3法案の一つである介護・障がい福祉従事者の人材確保に関する特別措置法案は、介護・障がい福祉従事者の賃金を上げるもので、支給の要件や額は政令に委ねたが、野党は支給額について「一人当たり月額1万円」としている。 新型コロナウイルスの影響により介護・障がい福祉従事者の負担が増えていることを踏まえ、待遇改善が不可欠とした。経費は全額国費とし、初年度は最大で3,040億円かかると試算した。 残る2法案は障害福祉関係で、一つは障害者総合支援法を改正し重度訪問介護サービスの定義に「職場」を追加し、通勤中や仕事中も同サービスを利用できるようにするもの。 もう一つは、障害福祉サービスの報酬にある「食事提供体制加算」や「送迎加算」を廃止したり、利用者に不利なものにしたりしないよう障害者総合支援法、児童福祉法に条文を加えるもの。 この二つの加算は過去の報酬改定の議論で廃止が取り沙汰されおり、2021年4月の報酬改定では廃止しないよう求められている。 (週刊福祉新聞 令和2年5月18日 第2955号より転載)           WAM、優遇融資を拡充        縮小施設など対象 福祉医療機構(WAM)は、新型コロナウイルス感染症の影響により事業の継続に支障が出た福祉施設に対して行っている経営資金の優遇融資をさらに拡充するとした。 新規貸し付けは償還期間を10年から15年に延長し、既往貸付金は返済猶予期間を最長6カ月から3年6カ月まで延長する。 新規の優遇融資を受けられるのは、利用者や職員が感染して事業を縮小、停止したり、自治体の要請で休業したりした場合などで、自主的な判断による休業なども含まれる。 融資の上限額はなく、6,000万円までは無担保で受けられ、はじめの5年間は3,000万円まで無利子、6年目以降は貸付利率を0.2%としている。(1日現在) 同機構が2月に最初に示した優遇融資から、今回は2度目の拡充となる。 (週刊福祉新聞 令和2年5月18日 第2955号より転載)