福祉広報 令和3年1月発行 第503号 令和3(2021)年知事年頭所感 大阪府知事 吉村 洋文 新年を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。 昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大が世界の社会・経済に深刻な影響を与えた1年でした。  本府では、この未曽有の危機から府民の命と暮らし、産業と雇用を守るため、かつてない規模の緊急対策を実施し、府民・事業者の皆様のご理解、ご協力のもと、感染拡大の防止と経済活動の両立に取り組みました。  亡くなられた方々に、謹んで哀悼の意を表しますとともに、療養中の皆様の一日も早い回復をお祈りいたします。また、医療従事者をはじめ、私たちの暮らしを支えていただいているエッセンシャルワーカーの方々に心から感謝申し上げます。  未だ新型コロナウイルスは予断を許さない状況です。今年もウィズコロナにおける感染拡大防止対策に万全を期すとともに、ポストコロナを見据え、大阪の再生・成長に向けた取組みを強力に推進してまいります。  新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて、かかりつけ医による診療・検査体制の充実や、大阪コロナ重症センターの運用を含めた重症病床の確保など医療提供体制のさらなる整備を図ります。さらに、高齢者施設等におけるクラスター対策の強化や積極的な検査の受診勧奨に全力で取り組みます。  さて、昨年6月15日には、大阪府の障がい者の相談支援・意思疎通支援・手話言語の習得機会の確保などの総合的な支援を実施する拠点施設として、大阪市東成区の森之宮に「府立福祉情報コミュニケーションセンター」をオープンしました。今後もこの施設を拠点として、福祉関連の情報提供やコミュニケーション支援など、障がいのある方々の活動を支える施策を引き続き実施してまいります。  府内で初めての感染者が発生した昨年1月以降、府民の皆さまとともに、新型コロナウイルス感染症との闘いを続けてきました。「医療・経済両面から府民の命を守る」という強い決意で、くらしを守り、この危機を乗り越えてまいりますので、今後とも、府政の推進に一層のご支援、ご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。  結びに、本年が皆様にとって実りある素晴らしい年となりますようお祈りいたします。   新年のご挨拶 大阪府議会議長 土井 達也  新年明けましておめでとうございます。  皆様方には、健やかに新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。  さて、昨年は新型コロナウイルス感染症が世界的に猛威を奮い、あらゆる社会経済活動が打撃を受け、府民の皆様の生活にも多大な影響が及ぼされました。そうした厳しい状況下においても、社会福祉法人大阪障害者自立支援協会の里中理事長をはじめ、役員並びに関係の皆様の並々ならぬ御熱意とたゆまぬ御努力により、障がい者の自立と社会参加の促進に多大な御貢献を賜っておりますことに、心から感謝を申し上げます。  昨年6月には、障がい者の総合的な支援を実施する、「府立福祉情報コミュニケーションセンター」が開設されました。障がい者の様々な課題を解決する支えの場となるよう切れ目のない支援を行い、障がい者の自立と社会参加のより一層の促進を期待しております。  私ども大阪府議会といたしましても、自立と共生の理念の下で、府民の皆様の人権が尊重され、生き生きと活躍できる社会の実現とともに、安心して快適に暮らせる大阪の街づくりに取り組んでまいりますので、皆様におかれましても、より一層の御理解、御協力を賜りますようにお願いいたします。  年頭にあたり、社会福祉法人大阪障害者自立支援協会の益々の御発展と会員の皆様の御健勝と御多幸を心から祈念いたしまして、新年の御挨拶といたします。 新年のご挨拶 社会福祉法人 大阪府社会福祉協議会 会長 井手之上 優  新年、あけましておめでとうございます。  皆さまには健やかに新年をお迎えになられたこととお慶び申しあげます。  また、日ごろから本会の事業運営に格別のご支援とご協力を賜り厚くお礼申しあげます。  昨年は、新型コロナウイルス感染予防・感染拡大防止のため「緊急事態宣言」が発令されるなどかつて経験のない不安な日々を過ごす中で、人との距離をとることなど「新しい生活様式」にあるようにこれまでの当たり前の生活が当たり前でなくなり、いつもの日常がいかに幸せだったか気づかされた1年でした。  新年を迎えてもなお、私たちの生活は大きな影響を受けたままですが、本年こそは、かならず平穏な日々が戻ることと信じております。  さて、国では地域共生社会の実現に向けたさまざまな取組が展開されようとしています。特に昨年改正された社会福祉法で位置付けられた重層的支援体制の整備事業は、本年度から施行されます。  これは、各市町村で既存の相談支援等の取り組みを活かしつつ、複雑化複合化した支援ニーズに対応する包括的な体制を構築するため相談支援と参加支援、地域づくりに向けた支援を一体的に実施する新しい事業です。  このように国は市町村ごとに重層的なセーフティネットを作ろうとしていますが、その実現のためには多様な活動者と協働していくことが大切です。  また、地域住民の意識の変革も大事なことです。さまざまな生きづらさや生活の困難について正しい理解を深め、偏見や差別をなくし、他者とともに生きるという住民一人ひとりが我が事として支え合うまちづくりをすすめていく必要があります。  貴協会におかれましては、多くの団体との連携・協働のもと、障がいのある方々の社会参加と自立をすすめるため、当事者の声を広く社会に発信する活動を長年にわたり熱心に進められており、心から敬意を表する次第です。  本会におきましても、「福祉と共生のまちづくり」の理念、「出かける・つなぐ・創る」を合言葉に役職員一同、誰もが安心して暮らせる地域づくりを目指し、貴協会をはじめ多くの福祉団体の方々とともに大阪の地域福祉の推進に努めてまいりたいと考えておりますので皆様方のご理解となお一層のご支援をお願い申しあげまして、新年のごあいさつといたします。 新年のご挨拶   一般財団法人大阪府地域福祉推進財団 理事長 髙﨑 博  新年あけましておめでとうございます。  皆様方におかれましては、健やかに新しい年をお迎えになられたことと、心よりお慶び申し上げます。  さて、昨年は新型コロナウイルスの感染予防への対応に追われ、様々な取組みを懸命に実施した1年であったと思います。まだまだ終息の見通しが立たず、予断を許さない状況でありますが、昨年の流行語大賞にも選ばれた「3蜜(密閉、密集、密接)」を避け、さらにマスクの着用、手洗いとうがいの励行等の感染防止対策に万全を期していく必要があります。また、有効性や安全性が確認されたワクチンを早期に接種できることが望まれます。  貴協会におかれましては、これまで、障がい者の自立と社会参加を進めるため、「大阪ワークセンター」の運営や「大阪府ITステーション」における就労支援事業、障がい者はもとより府民に対してスポーツの振興を図る「大阪府立障がい者交流促進センター(ファインプラザ大阪)」の運営、さらには「共に生きる障がい者展」の開催による府民への啓発活動など多様な事業に取り組まれ、府民福祉の向上に大きな成果を収めてこられました。心より敬意を表する次第です。  加えて、昨年6月より、新たに設立された「大阪府福祉情報コミュニケーションセンター」の運営事業体の代表法人として施設の管理運営を行うとともに、「大阪府障がい者110番事業」や「盲ろう者等の支援事業」などを実施されておられます。  また、このセンターを実施拠点として、障がい者の相談支援や社会生活支援、意思疎通支援などの各種支援事業を行うことにより、障がい者等の様々な課題を解決する支えの場となるとともに、府民とのふれあい、交流を図る活動の場として活用され、障がい者等の自立と社会参加をより一層促進されますことをご期待申し上げます。  今後とも、障がい者が地域で安心して生きがいを持って暮らせるよう「生活」や「就労」等に対する支援や府民への啓発など、貴協会の役割はますます重要となるものと思います。  結びに、貴協会の今後ますますのご発展を祈念いたしますとともに、皆様方にとりまして、今年一年が佳き年となりますことを心よりお祈り申し上げます。 新年のご挨拶 一般財団法人 大阪市身体障害者団体協議会 会長 手嶋 勇一  あけましておめでとうございます。  皆様には、大変な状況下ではありますが、ご家族ともどもお健やかに新年をお迎えされたことと存じます。  新型コロナウイルス感染拡大に翻弄された昨年は、本会でも事業も活動もままなりませんでしたが、今年は障害者差別解消法の見直しの年、また昨年に開催予定であった、国連・障害者権利条約の日本の初審査がおこなわれる年でもあります。法改正や、条約の審査と勧告で、国内の政策や私どもの生活をどう変えていけるのか。次世代により良い社会を引き継いでいくため、コロナ禍の中ではありますが活動を止めてはなりません。  ところで、昨年の住民投票の結果、本会は社会福祉法人日本身体障害者団体連合会へ引き続き加入できることとなりました。悔しい思い、辛い思い、またうれしい思いをこれまで共にしてきた全国の仲間たちや団体などと連帯し、これからも頑張ってまいりますのでどうかよろしくお願いいたします。  皆様が今年一年恙無くお過ごしいただきますよう心よりご祈念申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。 新年のご挨拶 一般財団法人 大阪府身体障害者福祉協会 会長 寺田 一男  新年あけましておめでとうございます。  みなさまお揃いで輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。  日頃より、府身協の事業運営に格段のご理解、ご支援をいただき心より厚くお礼申し上げます。  本年も変わらずのご指導、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。  さて、昨年は2月頃より流行し始めた新型コロナウィルス感染症が猛威を振る中、様々な事業が実施できなくなるという、私たちがこれまで経験したことのない生活を余儀なくされた1年となりました。障がい者の皆様方に楽しみにしていただいている野外活動訓練事業を始め、夏山登山や家族旅行、スポーツ・レクリエーション大会などの社会参加事業がことごとく実施できなくなりました。とりわけ大阪府身体障害者福祉大会が例年どおりに開催出来なかったことが、協会発足以来、初めてのことでもあり最大の痛恨となりました。会員の皆様はもとより例年大会の開催にご支援をいただいております関係団体の皆様方にも残念で申し訳なく、お詫びを申し上げます。  協会では、屋外での事業ということでグラウンドゴルフ大会を感染症予防に最大の注意を払いながら開催できたことが唯一の社会参加事業となりました。  新型コロナウィルス感染症はいまだ猛威を振るうなか、新年を迎えることとなった訳ですが、今年は、十二支では「辛丑」の年です。この1年が丑の力強い力をもらいながら、確実に一歩一歩歩むことのできる1年となるよう願っています。コロナウィルスにより「普通に生活ができない不自由」を経験したことにより「普段通りの生活が自由に送れる」ことの大切さを改めて感じることのできる1年となるよう願っています。そして各事業が実施でき、多くのみなさんに参加していただくことができるよう切に願っています。   結びに、この1年が明るく輝かしい年となりますよう願いますとともに、皆様方のご健勝、ご多幸をお祈りし、新年のごあいさつといたします。 新年のご挨拶  一般財団法人 大阪府視覚障害者福祉協会 会長 髙橋 あい子  新年明けましておめでとうございます。  皆様におかれましては、新しい年を健やかにお迎えのことと、お慶び申し上げます。  平素は、当協会の事業の推進にご支援、ご協力をいただき厚くお礼申し上げます。   昨年は、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るいこれまでに経験したことのない年になりましたが、新年は明るい年にしたいものです。  昨年6月には、大阪府立福祉情報コミュニケーションセンターがオープンしましたが、新型コロナウイルス感染症のため、十分にはその機能を発揮することができませんでした。本年こそは、新センターが、私たち障がい者の自立と社会参加の拠点となることを期待しています。  本年も、皆様方とともに、すべての障がい者が地域で安心して自立することができるよう取り組んでまいりたいと存じます。  終わりに、大阪障害者自立支援協会の皆様、本紙読者の皆様にとりまして、本年が実り多い年になりますよう心よりお祈り申し上げます。 新年のご挨拶              公益社団法人 大阪聴力障害者協会 会長 大竹 浩司  あけましておめでとうございます。昨年も多くの関係者からご協力やご支援をいただきました。厚くお礼申し上げます。  でも新しい年に入ったとはいえ、新型コロナウイルス感染症によるパンデミックは続き、ホッと息づく時間もなく外出行動の制限を強いられています。まさにコロナ禍は、私たちの生活を大きく一変させました。当会をはじめ、多くの障害者団体は行事を中止、あるいは延期とかつて経験したことのない対応を余儀なくさせられています。  昨年春の緊急事態宣言を機に、国をはじめ行政によるコロナ対策施策が出されていますが、コロナ禍は収束の気配すら見せず、特に人的支援が必要な障がい者は行動が制限されるため、日常生活が圧迫される人が多いと思います。  当会は、大阪府知事定例記者会見の手話通訳者配置やコロナ対策を限定とした遠隔手話通訳サービスを実現させました。このようにコロナ禍を含めて、社会的課題が山盛りですが、運動を大きく繰り広げていきましょう。  さて昨年11月末にあった旧優生保護法被害訴訟判決が大阪地裁でありました。強制不妊手術を強いられた知的障害者とろう者夫婦が国に対して損害賠償を請求したのに対し、結果は優生保護法の憲法違反は認めたものの、除斥期間20年の適用により請求を棄却するという不当判決となり、私たちは国の責任を不問とする判決を認めることはできません。  障害者権利条約は障がい者の人権と尊厳をもとめています。被害者の人権回復を含めて私たち障がい者が力を合わせて前進していかなければと胆に銘じております。  今年も引き続き、よろしくお願い申し上げます。 新年のご挨拶 社会福祉法人 大阪府肢体不自由者協会 理事長 道井 忠男  あけましておめでとうございます。昨年は、新型コロナウイルスに振り回された1年でした。感染への懸念、医療崩壊の危機、企業の経営悪化、それに伴う失業等、暗い話題ばかりで不安だらけの1年でした。そのような中で、職員はよく頑張っていただき、利用者様の感染を防ぎ、無事に事業を進めることができました。職員への感謝に堪えません。  しかし、新型コロナがいつ収束するのか見通せないまま、新たな年がスタートしました。早期の収束を願うばかりですが、感染症だけでなく、施設内での事故や台風・地震等の自然災害など、生活を脅かすリスクは我々のまわりに満ち溢れています。新年を迎え、それらへの準備は万全か、また適切に対応できるのか、今一度再点検するとともに、気を引き締め直し感染防止に細心の注意を払いながら、コロナ禍の中ではあっても、障がい者の方が生き生きと充実した生活が送れるよう、事業運営に力を尽くして参りたいと考えています。 新年のご挨拶 社会福祉法人 大阪手をつなぐ育成会 理事長 坂本 ヒロ子  新年あけましておめでとうございます。  昨年は、コロナ一色の一年であったように思われます。その影響は障がいのある人の文化芸術・スポーツにおいても例外ではありませんでした。演劇等は、無観客での実施とせざるを得なかったり、練習も密を避けるために人数を減らして回数を増やすなどご苦労されたようです。アートフェアについては、会場の換気が困難なことから中止とせざるを得なかったり、皆さんが楽しみにしていたスポーツフェスタも、密を防ぐことができなくて中止になりました。  大阪府、各市町村の障がい者計画に【文化芸術・スポーツの推進】が盛り込まれています。このことは障がいのある人にとって重要なことで、コロナ禍にあってもオンラインを利用する等、本人の意欲や喜びにつながる方法を模索する必要があります。今年一年も、本人達の笑顔がいっぱい見られるよう活動していきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 新年のご挨拶 一般社団法人 大阪脊髄損傷者協会 会長 羽藤 隆  謹んで新年のご挨拶を申し上げます。  昨年は新型コロナウイルス感染により、世界と日本を震撼させ、新しい生活様式を余儀なくされました。社会、経済だけでなく文化・スポーツ等多くの分野に打撃的な影響を与えています。とりわけ障がい者においても厳しく困難な生活を強いられています。一方、オンラインによる会議や講演、セミナー等、今迄考えもつかないツールも生まれました。多様な方法と対応でITやリモートを活用した活動や行政サービスが実現すれば利便性と生産性、サービス向上にも繋がります。コロナ禍のこの様なときこそ障がい者の生活と権利・人権を守ることが大事ではないでしょうか。昨年はバリアフリー法や大阪福祉のまちづくり条例の改正があり障がい者を取り巻く法整備が前進しました。引き続きノーマライゼーションの実現めざし、行政や関係諸団体との連携を図りながらすすめていきたいと思っています。  本年も何卒よろしくお願い申し上げます。 新年のご挨拶 公益財団法人 阪喉会 理事長 上西 洋二  謹んで新年のご挨拶を申し上げます。  本年は、新型コロナウイルス感染防止対策に最大の努力を払う中に、新年を迎えることになりました。  当会の事業は、喉摘者に代用音声による発声を指導し、社会復帰を可能とすることであり、「生活」の為の事業であります。  従って、コロナウイルス蔓延の状況にあっても、当会はソーシャルディスタンスを確保し、シェルターを設けた座席、マスクやフェイスシールドの着用など、コロナウイルス感染を可能な限り完全に防止する対策を実施し、平常どおりの発声教室を開催しております。どうか当会の発声事業を大いに活用下さい。  また、かねてより「女性はグループで学ぶと成果が上がり易い」と言う考えや、女性共通の社会生活の共有を生かすなどの考えを生かし、女性指導員による女性教室を開講し、成果を挙げております。ご希望の方は、どうぞ参加下さい。  喉摘者の皆さん、コロナウイルス蔓延で暗くなりがちの社会状勢ではありますが、代用音声の完全な習得により、明るい生活を送ろうでは、ありませんか。 新年のご挨拶 公益社団法人大阪府精神障害者家族会連合会(略称:大家連)会長 倉町 公之  明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。  当会は、昨年創立50周年を迎えましたが、コロナの禍中なので記念行事については取り敢えず延期としています。  精神障害者が、障がい者として出発したのが遅かったことから、福祉施策においては多くの課題を抱えています。このうち、「重度障害者医療費助成」と「交通運賃割引」について、大家連では重点課題と位置づけて取り組んできました。  「重度障害者医療費助成」については、2018年4月から、精神保健福祉手帳1級所持者が初めて対象者となりました。しかし、これは、手帳所持者の11%に過ぎません。このため、2018年12月~2019年3月にかけ、「精神障害者の医療に関するアンケート調査」を実施しました。  1.医療費助成について、アンケート結果から見える課題  (1)高齢の障がい者に対する医療費助成   1級以外の高齢障害者に対する医療費助成が、来年4月から廃止されることにより、診療控えや混乱が起こる可能性がある。引き続き存続させるか、代替措置の検討が必要である。  (2)2級手帳保持者への支援   経済的理由により受診をあきらめている人の大半は2級の手帳保持者であり、収入については1級の手帳保持者と大差がないため、受診ができるような何らかの支援が望まれる。  2.障がい者への交通運賃割引   「交通運賃割引」については、これまで同様、全国組織「みんなねっと」とともに、JRや民鉄大手などへの要望を続けてまいります。  今年も引き続いてのご支援をよろしくお願い致します。 新年のご挨拶 特定非営利活動法人大阪府中途失聴・難聴者協会 理事長 橘髙 恵子  明けましておめでとうございます。   本年もよろしくお願いいたします。  昨年は世の中が一変しました。社会全体、そして多くの障がい者団体も会合やイベント開催の機会を失い、それぞれの活動を自粛・縮小せざるを得なくなりました。当協会主催の大阪府中途失聴・難聴者福祉大会も直前で中止に、また、11月の「ともいき」も中止。とても残念でした。  私たち聴覚障がい者は音声情報から疎外され、速報ニュースなどが素早く届かず、また、マスクで口元や表情が読み取れず、一層コミュニケーションがとりづらくなりました。平常時、緊急時にかかわらず、「音声情報を見てわかる形に」。今後も微力ながら啓発に努めてまいります。  明けて2021年、コロナ感染拡大収束への道のりは長くかかりそうですが、一日も早く平穏な日々が戻ることを祈るばかりです。  今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。 新年のご挨拶 『令和3年を迎え』 大阪府肢体不自由児者父母の会連合会 会長 松並 利行 令和3年を迎えるにあたり、一言ご挨拶を申し上げます。  昨年は、年の初めより新型コロナウイルス感染症が世界中に蔓延する事態となり、私たちの国でも感染者が増え続けています。  そのような中で、私たちの子どもは障がいがあっても毎日を力強く生きています。コロナウイルスには負けない気持ちで日々過ごしていますが、本人が、あるいは家族がもしも感染したら、障がいがあるためたくさんの支援が必要なのに誰がどのようにみてくれるのだろうという不安が募るばかりです。  今は、一人ひとりが自己管理をして責任ある行動を取らなければいけないということです。  このウイルスの終息は、いつになるかわかりませんが恐れることはありません。  菌は金では止めることができませんが、智恵と努力で必ず終息させることができます。  そう信じるしかありません。  また、お正月も休日もなく、医療従事者の皆様が日夜奮闘されています。心より感謝申し上げます。  最後に、皆様方にとって幸多い年でありますよう祈念申し上げます。 新年のご挨拶 公益社団法人 日本オストミー協会 大阪府支部 支部長 青野 仁彦  謹んで新年のご挨拶を申し上げます。  昨年は思いもかけぬコロナ禍に見舞われ多くの大切な人命が失われる大変な年となりました。  当たり前の日常が如何に大切で有り難い事であるかを改めて考え直し、身を引き締めて新たなる年を皆様と共に手を携えて前向きに歩んで参る所存でございます。  まだまだ出口の見えないトンネルの中にいるような状況ですが、一日も早く皆が明るく前向きに笑顔で過ごせる日々を祈念しております。  私達、日本オストミー協会はオストメイト(人工肛門、人口膀胱、造設者)の生活の質の向上(QOL)を目指して日々、研鑽努力致しております。  まだまだ道半ばではございますが、これより先も共に歩み、皆様の心に寄り添えるように、努力して参る所存で御座います。  終わりに、社会福祉法人 大阪障害者自立支援協会の皆様、会員皆様のご健勝、ご多幸をお祈り申し上げ新年のご挨拶とさせて戴きます。 新年のご挨拶 日本筋ジストロフィー協会 大阪支部長 小林和美  新年明けましておめでとうございます。  皆様方におかれましては、新年を健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。  昨年は、新型コロナウイルスという目に見えない存在の感染症に対し、毎日報道される情報に恐怖や不安や危機感を感じ世界的に大きな混乱の年でした。  日本筋ジストロフィー協会大阪支部の活動も多々中止となりました。また、筋ジストロフィー患者さんの生活にも影響があり、ストレスが大きくかかりました。今後、コロナ禍の中で何ができるのか、何が必要か、要望を聞いていきたいと思います。  新型コロナウイルス感染症が1日も早く終息しますように祈るばかりです。  今後ともご指導ご支援のほどよろしくお願いいたします。 新年のごあいさつ 社会福祉法人大阪障害者自立支援協会 理事長 里中 亨  2021年の輝かしい初春を迎え、読者の皆様には、お健やかに新しい年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。どうか今年一年が、皆様にとりまして穏やかな良き年でありますよう、祈念いたしております。  また、日頃から当協会の運営に格別のご支援とご協力を賜り、この機会に厚くお礼申し上げます。  私の手元には定期的に様々な組織が発行・配布している広報誌(通知、案内、啓発パンフレット、郵便物といった類)が回覧されてきます。広報誌の主な内容は各機関の実施事業のお知らせや会員情報の提供など読者にとって有益な情報が多く存在しますが、加えてその時々の出来事や話題などトピックス的なものが掲載されています。今年の場合は「新型コロナウイルス感染症」は欠かせないテーマだったと思います。  「新型コロナウイルスにかからないようにするために」や「コロナ禍でのつながりづくりを求めて~オンラインという手法~」「距離は取っても心は蜜に~コロナの中でもつながる方法」といった実用的な内容から、「日本を含めた全世界で新型コロナウイルス感染症の脅威にさらされて、いろいろな催物・行事等が規模の縮小であったり、中止・延期・書面開催とかでご苦労されたこと」であったり、その内容は多種多様です。一つ一つ、ご紹介したいのですが、紙面の都合上、ある団体の広報物の中に記載されていたコラムの一部を紹介させていただきます。  以下、コラム(2020.9 「大阪の社会福祉」784号 HB )から抜粋  【夜遅く、ちょっと酔っぱらってターミナルをうろうろしていたら、顔なじみのダウン症の青年に会った。▼「こんな時世に、こんなに遅い時間に」と言いかけたとき、彼の後ろに私より少し若いおじさんが一人立っているのに気づいた。「お父さんと飲みに行った」とダウン症の青年。彼はもう35歳。お父さんと二人で飲みに行ったとは驚いたが、35歳にもなれば酒を飲むのは当然のこと。▼彼の少年時代に、お父さんとは出会ったことがなかったが、今日は二人連れ。そのことを不思議に思っていると、「お母さんが胃がんで死んだ。」と。お母さんが亡くなってお父さんと二人、繁華街の居酒屋に飲みにいった35歳のダウン症の青年。お父さんの顔も晴れやかだった。   ~ 以下、省略 ~  ▼遠方にいる我が息子とは、コロナのせいで久しく酒を飲んだこともないが。(石)】と結ばれてあります。  読まれた方によって受け止め方はいろいろですが、コロナ禍の中における人と人の「つながり」のあり方について触れたものではないかと思います。  物理的に会うことができなくとも顔を見るだけで安心できるという人もおられることからみても、コロナ禍の中にあっても、社会との分断や孤独を感じるのではなく「人とのつながりづくり」がさらに重要になってきており、共に生きる社会・「共生社会の実現」に向け、私たち一人ひとりが少しでも行動に移せますよう願います。  来る2021年(令和3年)の干支(十二支)は「丑(うし)年」です。  「丑」と言えば動物の「牛」を思い浮かべる人が多いと思いますが、「牛」は昔は農業では欠かせない大変重要な存在でした。また、のんびりではあるものの、しんどい農業もしっかりと手伝ってくれる様子から、「粘り強さ」「堅実さ」「誠実さ」などを表すものとも言われています。  「丑年」で検索すると、「丑年とはどんな年」「丑年生まれの性格」「丑年と相性のいい干支」「丑年生まれの有名人・芸能人」などたくさん出てきます。ご興味のある方は検索していただければと思います。  まだまだ、コロナ禍のもと不安な日々が続くかも知れませんが、2021年(令和3年)が、皆様にとって希望に満ち溢れた未来に繋がる一年になることを願っています。 謹賀新年 令和3年 元旦 社会福祉法人大阪障害者自立支援協会 理事長     里中 亨 常務理事   立花 保孝 理事    北山 八千代 理事    小尾 隆一 理事      志磨 規之 理事      森垣 学 監事       中野 昇 監事      西岡 亮輔 大阪ワークセンター 大阪ワーク相談支援センター ケアハウス・OSAKA歓の里              歓の里デイサービスセンター 歓の里ケアプランセンター 大阪府立福祉情報コミュニケーションセンター (盲ろう者等社会参加支援センター・大阪府ITステーション) 国際障害者交流センター(ビッグ・アイ) 大阪府立障がい者交流促進センター(ファインプラザ大阪)