福祉広報  平成31年1月発行 第491号 平成31(2019)年 知事 年頭所感 大阪府知事 松井 一郎  新年あけましておめでとうございます。  昨年11月、皆さまと心をひとつにして取り組んだ「2025年万博」の開催が決定しました。  6月に開催される「G20大阪サミット」とあわせて、世界の人々に大阪の存在を知らしめるまたとないチャンスです。  G20を成功させるとともに、2025年万博については、若い人たちをはじめ全世代の参画のもとに、これまでの常識を打ち破る、世界の課題の解決を図るものに創り上げ、成長・発展の流れを確かなものにしていかなければなりません。  そのために、まずは、成長の基盤となる安全・安心のレベルをさらに高めることが最重要です。  昨年は全国で大規模な自然災害が頻発し、大阪では大阪府北部を震源とする地震や台風第21号などにより、多大な被害が発生しました。引き続き復旧に向けて着実に取組みを進めますとともに、今回の相次ぐ自然災害を教訓として災害対応力の強化に取り組んでいきます。  さて、大阪が強く豊かにそして輝くためには、女性や若者、障がい者などすべての人の力が発揮される社会づくりが重要です。  障がい福祉の分野では、市町村・関係機関と連携しながら、障がい者の自立と社会参加に向けたさまざまな取組みの充実を図ります。  とりわけ現在、大阪府障がい者社会参加促進センターについては、盲人福祉センター、谷町福祉センターとともに森之宮地区への移転集約の準備を進めているところです。  2020年度早期オープンに向けて、今年は、いよいよ建築工事に取りかかります。より良い施設となるよう、引き続き、皆さまのご協力をよろしくお願いします。  今後も、これまで築いてきた「変革と挑戦」の姿勢を再認識し、府市が一体となって進めてきた「成長と安全・安心のよき循環による豊かな大阪の実現」に向けて取組みを進めてまいります。  皆さまの一層のご理解とご協力をお願いいたしますとともに、本年が皆さまにとって実りあるすばらしい年となりますようお祈りします。   新年のごあいさつ 大阪府議会議長 岩木 均  新年明けましておめでとうございます。皆様方には、清々しく新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。 社会福祉法人大阪障害者自立支援協会におかれましては、草川理事長をはじめ役員並びに関係の皆様の並々ならぬ御熱意とたゆまぬ御努力により、障がい者の自立と社会参加の促進に多大な御貢献を賜っておりますことに、心から感謝を申し上げます。  さて、昨年11月、皆様の温かい御支援・御協力に支えられ、2025年国際博覧会の大阪・関西での開催が決定いたしました。この万博は、人類共通の課題解決に向け、"いのち輝く未来社会"を世界中の人々と 共創し、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献する画期的な万博となります。  万博の成功に向けて、今後、様々な取り組みが推し進められることとなりますが、障がいの有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重しながら共生する社会を築いていくことも、大阪はもとより、我が国が積極的に取り組むべき重要な課題の一つであります。  私ども大阪府議会といたしましても、自立と共生の理念の下で、全ての府民の皆様が社会の構成員として人権を尊重され、生き生きと活躍できる社会の実現に引き続き取り組んでまいりますので、皆様におかれましても、より一層の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 年頭にあたり、社会福祉法人大阪障害者自立支援協会の益々の御発展と皆様の御健勝、御多幸を心からお祈り申し上げまして、新年の御挨拶といたします。 新年のごあいさつ 社会福祉法人 大阪府社会福祉協議会 会長 小西 禎一 新年、あけましておめでとうございます。 皆さまには健やかに新年をお迎えになられたこととお慶び申しあげます。 また、日ごろから本会の事業運営に格別のご支援とご協力を賜り厚くお礼申しあげます。 さて、障がい福祉の分野では、平成28年の障害者差別解消法の施行、昨年4月からは障害者雇用促進法の改正により、法定雇用率の算定基礎に精神障害者が加えられるようになるなど、着実に法整備が進んできております。 しかし一方で、中央省庁の雇用水増し問題や障がい児・障がい者の監禁事件、虐待問題など、共生社会の実現はまだまだ道半ばといった現状があります。 さまざまな生きづらさや生活の困難についての正しい理解を深め、偏見や差別をなくし、国民一人ひとりが我が事として支え合うまちづくりをすすめていく必要があります。 そのためには、町並みや交通機関のバリアフリーだけではなく、人権尊重を基本に、障がい者一人ひとりの願いや声を社会に発信し、さまざまな交流や福祉教育の機会の充実、福祉文化の醸成が重要となってまいります。 貴協会におかれては、多くの団体との連携のもと、障がいのある方々の社会参加と自立をすすめるため、当事者の声を広く社会に届けるさまざまな活動を長年にわたり進めてこられたことに対し、改めて心から敬意を表する次第です。 当会におきましても、「福祉と共生のまちづくり」の理念のもと、誰もが安心して暮らせる地域づくりを目指し、貴協会をはじめ多くの福祉団体の方々とともに大阪の地域福祉の推進に努めてまいりました。本年も、「出かける・繋ぐ・創る」をモットーに、府社協の使命と役割を着実に果たしていくため、府内のさまざまな機関・団体の皆様との連携のもと力強く前進していきたいと考えております。 府民の誰もが平和で、安心・安全に暮らせるよう、皆様方のご理解となお一層のご支援をお願い申しあげまして、新年のごあいさつといたします。 新年のごあいさつ 一般財団法人 大阪府地域福祉推進財団理事長 ア 博 新年あけましておめでとうございます。 皆様方におかれましては、健やかに新しい年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。 また、日頃から当財団の運営に格別の御理解と御協力を賜り心より感謝申し上げます。 さて、我が国においては、急速な少子高齢化の進展などにより、労働力不足が深刻さを増しており、介護福祉士をはじめ福祉人材にあってもその例外ではなく、国においては、これら人材を持続的に確保していくための方策が検討されております。 障がい者をはじめ、高齢者や子どもすべての人々にやさしい、思いやりのある住みよい地域社会を実現していくためには、福祉人材等の確保が非常に大切であると思います。 貴協会では、「大阪ワークセンター」において、障がい者の職業自立や生活の安定に寄与するため、各種の福祉サービスを提供されるとともに、「大阪府ITステーション」での就労支援事業の受託実施、さらには、「ファインプラザ大阪」での幅広い障がい者スポーツの振興、「共に生きる障がい者展」の開催による府民への啓発活動など、障がい者の自立と社会参加を進めるため、多様な事業をきめ細かく展開し、大きな成果を収められていることに対しまして、心より敬意を表します。 また、改正障害者総合支援法が施行され、「生活」や「就労」に対する支援は改善されたとは言え、障がい者が安心して生きがいを持って生活ができる社会づくりを進めて行くためには、貴協会の役割は一層重要となるものと思います。 当財団におきましては、すべての府民が生涯を通じて健康で生きがいを持って暮らすことができる明るく活力のある福祉社会づくりに取り組んでまいりますので、皆様方はじめ関係諸団体のご支援をお願い申し上げます。 結びに、貴協会並びに皆様方にとりまして、今年1年が佳き年となりますことを心よりお祈り申し上げます。 新年のごあいさつ   一般財団法人 大阪市身体障害者団体協議会 会長 手嶋 勇一  新年あけましておめでとうございます。  皆様方におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。  さて、昨年3月に本会は結成60周年の佳節を迎えることができました。これも偏に皆様方のご支援の賜物であると感謝申し上げます。 ところで、今年4月末をもって平成という時代が終わりますが、この間障がい者に関わる多くの法整備がなされる一方で、相模原事件や旧優生保護法の問題、中央省庁や一部地方自治体での障がい者雇用数の水増し問題や、多くの道府県が障害者雇用促進法に違反し、かつ国からの要請にも拘わらず、知的・精神障がい者を正規職員の採用枠から排除している問題など、障がい者を差別する事象が相次ぎ、法律が出来たからというだけでは、決して私どもの目指す共生社会は実現しないことが明確となりました。 今後は、法の趣旨目的が、その施行実施に反映されているかを、しっかりと見守り続けるとともに、それを検証する場に私ども当事者が参画できるよう、皆様と一緒になって取り組んでいかなければならないと考えておりますので、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。  終わりに、大阪障害者自立支援協会の皆様にとって、本年が良い年になりますようご祈念申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。 新年のごあいさつ   一般財団法人 大阪府身体障害者福祉協会 会長 中井 悌治 新年あけましておめでとうございます。  平成最後の新春をご健勝にてお迎えのことと謹んでお慶び申し上げます。 本年が皆々様にとって最良の年となりますよう衷心よりご祈念申し上げますとともに、大阪府身体障害者福祉協会に対し一層のご支援ご指導賜りますよう宜しくお願いいたします。  さて、昨年の日本列島は大阪北部の大地震を始め、西日本への記録的な豪雨、そのあと昭和36年9月の第2室戸台風以来といわれる最強台風21号の猛威が列島を縦断、そして震度7の北海道胆振地震と、短期間に4つもの、かつて無い規模の大自然災害が発生し、多くの方々が被災され、尊い命が犠牲になりました。謹んでご冥福をお祈りいたします。  どの災害も傷跡は深く、完全復興には長期間を要するとのことでありますが1日も早い復旧を願うばかりであります。  本年は穏やかで万人が幸せに生きることができるよう祈念いたしますとともに、社会福祉法人大阪障害者自立支援協会のご発展と、会員皆様の益々のご健勝、ご多幸をご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。 新年のごあいさつ 一般財団法人 大阪府視覚障害者福祉協会 会長 橋 あい子  あけましておめでとうございます。  皆様におかれましては、すがすがしい新年をお迎えのことと存じます。  平素は、当会の活動にご理解ご協力をいただき厚くお礼申し上げます。  障害者差別解消法をはじめとする近年の法制度の整備にもかかわらず、視覚障害者の自立と参加、特に職業自立は相変わらず厳しいものがあります。あん摩マッサージ指圧師の養成校認可に関わる裁判闘争も、大きな局面を迎えており、視覚障害者の最後の職域を守りぬくため、格別のご支援をお願いする次第であります。  本年も、皆さま方とともに、すべての障害者が地域で安心して自立することができるよう取り組んでまいりたいと存じます。  終わりに、大阪障害者自立支援協会の皆様、本紙読者の皆様にとりまして、本年が実り多い年になりますよう心よりご祈念申し上げます。   新年のごあいさつ 公益社団法人 大阪聴力障害者協会 会長  大竹 浩司 あけましておめでとうございます。 昨年も多くの関係者からご協力やご支援をいただきました。また当会として昨年6月に第66回全国ろうあ者大会を大阪で開催、4563人の参加で盛り上がりました。ご支援ご協力いただいた関係者には厚くお礼申し上げます。 昨年は、例年にない災害が相次いで発生、特に大阪北部地震は私たちの日頃の備えに対する心がけが不十分だと痛感させられたところです。また旧優生保護法による強制不妊手術等で障害者が多く被害を受けていたことが大きく報道されています。私たち耳が聞こえない人も存在し、人権や尊厳の回復が裁判で争われています。これは私たち障害者の人権が社会の中で、まだまだ尊重されていない例のひとつだといえます。 一方で国では、障害者雇用率の水増しが発覚しました。我が国の障害者福祉の政策、とりわけ障害者の雇用を推進する国が自ら偽装していたことは決して許されることではありません。 そんな時こそ、私たち障害者が一致団結し、課題や問題に取り組んでいくことが重要になるのはいうまでもありません。 障害者が安心して暮らせる街をめざして当会は前進してまいります。今年もよろしくお願い申し上げます。 新年のごあいさつ  社会福祉法人 大阪府肢体不自由者協会 理事長 道井 忠男 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。 今年は、5月1日に元号が改まり、新たな時代が幕を開けます。消費税増税をはじめ、働き方改革のための70年ぶりの労働基準法等の改正や外国人労働者に関する方針転換となる入管難民法の改正等が予定されており、新しい時代も波乱のスタートとなりそうです。 さて、その入管難民法改正の原因となった人手不足は福祉事業の分野でも非常に大きな問題で、私どもの事業所でも昨年は職員確保に追われた一年でした。福祉事業はマンパワーで支えられており、人手不足は利用者の処遇に大きな影響を与え、深刻な事態です。外国人労働者の採用は今後の課題ですが、募集・採用のあり方の見直しや任用制度の改善等工夫を凝らし、職員の確保・定着を図り、職員が意欲をもっていきいきと働ける職場環境を整備していくことが今年最大の課題であり、全力で取組んでまいりたいと考えています。 新年のごあいさつ 社会福祉法人 大阪手をつなぐ育成会 理事長 坂本 ヒロ子 新年あけましておめでとうございます。 昨年、地震や台風で被害にあわれた皆様方にとりましても、今年は良き年でありますようにお祈りいたします。 大阪手をつなぐ育成会は今年60周年を迎えます。その間、私達をとりまく環境は大きく変わり、制度も少しずつ整ってきましたが、まだまだ充分ではありません。現在私たちは、親 亡き後も安心、安全に地域生活が送ることができるよう、情報収集、情報提供、研修会を行っています。そのような私たちにとって、昨年度実施されました障害児者福祉制度の見直し、及び報酬改正により、高齢障害者の利用者負担に対する軽減制度の創設及び共生型サービスの創設、重度化・高齢化に対応した共同生活援助の新たな類型の創設等は、明るいきざしではありますが、施行後の運営状況、実態はまだ見えません。これらが必要と思える良い制度になるよう今後に期待したいと思います。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 新年のごあいさつ 一般社団法人 大阪脊髄損傷者協会会長 矢野 等  謹んで新年のご挨拶を申し上げます。  昨年は自然災害の発生が多かった年で、豪雨が続いた西日本豪雨、特に大阪においては大阪北部地震、それに台風21号と身近で災害が発生し、大きな被害が出ました。  今年は節目の年となり、平成も4月で幕を閉じ5月からは新 元号となり、消費税も10パーセントの予定で進んでいきます。それに日本で初めての「ラグビーワールドカップ」も開催され、さらには来年東京オリンピック・パラリンピックの開催、6年後には2回目の大阪万博が決定しています。  このように社会は大きく変化をして行く中で、世界各地から多数の障害者の来日が予想され、バリアフリーなどの問題も解消して行かねばなりません。それには国や行政は勿論ですが、障害者団体も一体となり声を上げていきたいと思います。 今年は私たち障害者が安心して生活が出来、節目の年にふさわしい実りのある年になるよう願うものです。  本年も何卒よろしくお願い申し上げます。 新年のごあいさつ 公益財団法人 阪喉会 理事長 上西 洋二 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 万博開催の朗報を受け、活気の期待される大阪となりましたが、「少子高齢化」の難しい社会情勢は進んでおります。これにより「一人暮らし」の人が増えているという統計結果が昨年末見られました。高齢者の多い喉頭摘出者では、「一人暮らし」の多い ことは、当然であります。このような方々が周囲の方々とコミュニケーションを持ち、周囲の方々に迷惑をかけず、自立してゆくためには失った発声機能にかわる代用音声の習得が必須であります。 当会は創設以来、60年以上にわたり、代用音声発声訓練事業に従事し、多くの知識 と体験を持ち、多大の成果を挙げております。一方最近は、これまでに比べ老齢化が進んでいることや、進んだ医学による難しい手術の結果として,代用音声習得には体力や知力が追いつかず,成果を挙げにくい傾向に成り勝ちがみられます。しかし当会は「食道発声」「電動式人工喉頭」「笛式人工喉頭」「シャント発声」など代用音声のすべての分野にわたって、工夫を重ね成果を挙げることに努めるとともに、習得希望者の実情に応じた発声指導を心がけております。その結果、習得希望者はすべて、何れかの代用音声を習得し、日常生活に支障が無い実情であります。 これから代用音声習得を希望される方は勿論のこと、すでに代用音声を使用しているが、そのレベルを更に高めたい方も、どうか当会においで下さい。そして、代用音声を完全に習得し、自立して周囲に迷惑をかけず、楽しい生涯を送ろうではありませんか。 新年のごあいさつ 公益社団法人 大阪府精神障害者家族会連合会 会長 倉町 公之  明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。 本年私たちが、最も重点的に取り組んで行こうと考えているのは、「福祉医療費助成制度の改善」です。  昨年4月から、精神障害者が初めて「障害者医療費助成」の対象者となり、入院以外の全ての診療科目について、医療費の助成を受けられることとなりました。 しかし、助成の対象者は精神保健福祉手帳1級所持者のみとされ、手帳所持者全体の11%に過ぎません。 また、これまで老人医療として助成の対象者であった65歳以上の精神障害者約1万人は、精神保健福祉手帳1級所持者を除いて3年後には対象外となることになっています。 このため、私たちは、当事者の暮らしと医療費負担の状況などを調査して、大阪府、大阪府議会及び市町村に、障害者医療費助成の2級への拡充、老人医療費助成の継続などを求めて行きたいと考えています。 今回、「精神障害者の医療に関するアンケート調査」を実施していますので、ご協力・ご支援をよろしくお願いいたします。 新年のごあいさつ 特定非営利活動法人 大阪府中途失聴・難聴者協会 理事長 橘高 恵子   あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 私達中途失聴・難聴者は、音声情報で成り立つ社会の中で、コミュニケーション不足に悩み、疎外感や孤立感、無能感を抱えています。昨年は自然災害が多く、被災地では情報が届かず、逃げ遅れたり、不利益を被ったりした中途失聴・難聴者がいました。そのようなことがないよう、行政はじめ一般の方々に私達の障がいの特性や文字情報の重要さを理解していただき、支援の輪を広げていかなければなりません。大阪万博の開催が決まり、一層バリアフリーが進められることを期待したいところです。日本各地や海外からのお客様をお迎えする「お・も・て・な・し」や配慮は大切です。まずは当地大阪に住む人々にとって、「いのち輝く」街づくりと環境づくりが推進されるよう、協会として働きかけると共に難聴者運動を地道に続けてまいります。 今後とも、ご指導とご支援のほどよろしくお願いいたします。 新年のごあいさつ 大阪府肢体不自由児者父母の会連合会 会長 松並 利行 新春を寿ぎ、年始のごあいさつを申し上げます。 昨年は、広島県岡山県の豪雨災害にて尊い命が失われました。また、大阪府内にも地震が起き、北摂方面では小学生の命が奪われました。もう少し関係者の心配りがあればと悔しい思いが今も胸によぎります。 北海道胆振東部地震の何日かあと心配ながら、第51回全国肢体不自由児者父母の会連合会全国大会が函館で開催されました。大会終了後、台風接近で近畿方面に帰れない参加者が出て自然災害の恐ろしさを身を持って感じました。 これらの震災等で被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 備えあれば憂いなしと言われるようにいろいろな災害場面を想定して、できる限りの準備をしておかなければいけないと再認識した年でありました。 また、私ごとながら、共に喜んでいただければとご報告申し上げます。 昨年度、障害者週間にちなんで厚生労働大臣より表彰状をいただき、平成天皇陛下の謁見の機会をいただきました。私には身に余る光栄と心に深く刻む時間でありました。 2019年各位におかれましても、旧年に倍する良き年でありますように祈念申し上げてごあいさつとさせていただきます。 年頭のごあいさつ  社会福祉法人 大阪障害者自立支援協会 理事長 草川 大造     2019年の輝かしい初春を迎え、読者の皆様には、お健やかに年を越されたこととお慶び申し上げます。どうか今年一年が、皆様にとりまして穏やかな良き年でありますよう、ひたすら祈念いたしております。  顧みますれば、昨年は、地震に水害、それから台風と、大きな自然災害が相次いだ年でもありました。とりわけ9月4日に日本列島を襲った台風21号は、この大阪に対し第二室戸台風以来と言われる大きな被害をもたらし、未だにその爪痕が府内各所に見られます。これらの災害により心ならずも遠き旅立ちを余儀なくされた方々の御霊に対し、改めて心から哀悼の誠を捧げますとともに、被災された方々の一日も早い回復・復興を重ね祈念いたしております。そしてこれを機に、私たち人間は大自然の猛威の前にはあまりにもはかない存在ではありますが、それを限りなき叡智と飽くなき努力により乗り越えていかなくてはならないことを、今一度肝に銘じたいと思います。  昨年11月23日、BIEの総会において、2025年の万博の開催地が大阪と決定されました。大阪府知事、大阪市長をはじめ、多くの方々のご尽力の賜物であり、共に喜びたいと思います。開会すれば、国内外から多くの観客が会場を訪れます。よく言われることですが、こうしたイベントは、うまくいって当たり前、失敗すれば非難の的になると。開催地が大阪湾に浮かぶ人工島であることを勘案すると、大自然の猛威、とりわけ予告なしに襲ってくる南海トラフ巨大地震への備え、即ち液状化や大津波対策に万全を期していただきたいと思います。この巨大地震が向こう30年以内に発生する確率は、70〜80%程度と言われています。万博会期中の6か月間に起こらないという保証は、どこにもありません。会期中の来場者見込み数が2,800万人ですから、一日当たり15万余人。ほかに従業員もいます。また観客の中には、子どもも高齢者も障がい者も数多くいます。こうした方々を守ることができてこそ、テーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」の実現であり、「健康・長寿」を全うするシンボルになるのではないでしょうか。  今年は、天皇陛下のご譲位により、新天皇が即位され、元号が改まる記念すべき年です。干支は己亥(こがいorつちのと・ゐ)。己亥は、混乱・紛糾している世の物事に対して、一念発起、筋道を正しくして、物事の乱れを治め、整えていくという意味合いがあるそうです。新天皇の御代が始まるに当って、今年の干支にあやかり、世の中の乱れが治まり、筋道が正しく整えられていくことを祈って已みません。   謹賀新年 平成31年元旦 社会福祉法人大阪障害者自立支援協会  理事長 草川 大造  常務理事 木村 重  理事 幸島 淳  理事 小尾 隆一  理事 志磨 規之  理事 森垣 学  監事 中野 昇  監事 西岡 亮輔  大阪ワークセンター  ケアハウス・OSAKA歓の里               歓の里デイサービスセンター  歓の里ケアプランセンター  大阪府障がい者社会参加促進センター  大阪府ITステーション  国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)  大阪府立障がい者交流促進センター(ファインプラザ大阪) 「第16回共に生きる障がい者展」(同時開催:第41回 障がい者作品展、大阪府障がい者芸術文化コンテスト2018)が開催されました。 11月17日(土曜日)及び18日(日曜日)の2日間、国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)において「第16回共に生きる障がい者展」(同時開催「第41回障がい者作品展」・「大阪府障がい者芸術文化コンテスト2018」)が盛大に開催されました。 この催しは、大阪府・大阪府教育委員会と(社福)大阪障害者自立支援協会との共催により、障がい者の自立と社会参加の促進と障がいや 障がいのある人の正しい理解を進めることを目的に開催しており、この二日間で、1万887人の方々が入場されました。 17日(土曜日)は、末近功也さんと鈴木凜太郎さんによるピアノコンサートで幕を開け、堺市立三原台中学校吹奏楽部のステージマーチングやR‐Tぐらんぷり2018チャンピオンのよしもと芸人濱田祐太郎さんによるトークショー、さらに支援学校等ダンスパフォーマンス大会などが行われ、最後には、今、話題のボーカル&手話パフォーマー「HANDSIGN」がパフォーマンスを行い、会場をさらに盛り上げました。屋外においてもハートフルアグリまつり、こさえたん秋のパン・スウィーツまつりや第17回ちょっくらわくわくまつりが同時開催され、多くの人で終日賑わいました。    18日(日曜日)は、「大阪府障がい者芸術・文化コンテスト2018」が開催され、豊中和太鼓クラブの鼓響さんがグランプリに、準グランプリにはピアノ演奏の丸岡利加さんが輝きました。 また、「IT機器2018・ユニバーサルデザイン展」や「ともいきセミナー」、支援学校の生徒による製品・野菜販売会などが開催されました。 両日にわたって「第41回障がい者作品展」が開催されました。障がい者施設や個人が制作した手芸品、工芸品、陶器、絵画など3,578点が出展・販売され、来場者の目を楽しませていました。 平成30年度第2回レクリエーションを終えて めんたいパークと神戸どうぶつ王国を楽しむ日帰りツアー  平成30年度第2回のレクリエーションは、30年11月25日(日曜日)に155名の方が参加されました。  良い天候の中、ほぼ予定どおり出発し、「めんたいパーク神戸三田」や「神戸どうぶつ王国」、「神戸北野工房のまち」へのバス旅行です。  9時過ぎに、開店すぐの「めんたいパーク神戸三田」に着きました。すでに他の団体や家族連れも多くおられ、皆さん明太子工場の見学や試食にと入って行かれました。 次は、皆さんお楽しみの昼食です。  神戸港のシンボルとして知られている神戸ポートタワーの隣にある「メリケン食堂別館」で「飲茶と海の幸を使った会席膳」です。たこ飯や温かい飲茶等を召し上がっていただきました。 食後は、「神戸どうぶつ王国」です。 天気が良く、暖かい日だったので「神戸どうぶつ王国」は、沢山の人で一杯でしたが、きれいなお花や可愛いレッサーパンダ・アルパカ・ミニカバなどを見る事が出来ました。 その後、廃校になった旧北野小学校を活用した「北野工房のまち」の散策で今回のバス旅行が終わり、今回もお土産をいっぱい持ってバスに戻って来られました。  *30年度第3回レクリエーションは、31年3月24日(日曜日)に開催します。多くの方の参加をお待ちしております。