平成30年5月発行 第487号   福祉広報     障害者 推計936万人      厚労省調査「知的」は46%増     障害者数推計  2011年調査  2016年調査  増加率  身体障害者  397万7000人  436万人  10.7%  知的障害者  74万1000人  108万2000人  46.0%  精神障害者  320万1000人  392万4000人  22.6%  合計  787万9000人  936万6000人  18.9%  厚生労働省は9日、2016年12月時点の日本の障害者(児童を含む)の総数が936万6000人で、5年前の前回調査に比べ19%増えたとする推計を明らかにした。そのうち知的障害者は108万2000人で、前回調査に比べ46%増えた。施設入所の知的障害者は微増だが、在宅の知的障害者が55%増となった。  同日、「生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)」の結果を公表した。障害者手帳を持つ在宅障害者(推計)は5年前よりも17%多い559万4000人。それに手帳非所持者や施設入所者を足して障害者の総数を936万6000人(全人口の7.4%)と推計した。  手帳所持者と手帳は持たないものの自立支援給付などを利用している人に生活のしづらさの頻度を尋ねたところ、「毎日」とした人が65歳未満では36%、65歳以上では43%でそれぞれ最多だった。  また、「障害者総合支援法の福祉サービスを利用している」と回答した人は65歳未満では32%、65歳以上では20%。「介護保険サービスを利用している」とした人は40〜65歳未満が9%、65歳以上が36%に上った。  同調査は障害者施策の基礎資料とするため、5年に1回実施。今回の調査は手帳所持者、難病と診断された人など全国1万2601人に調査票を配布し6175人から有効回答を得た。     バリアフリー基準改正      国交省 最短経路、複数化など  国土交通省は3月30日、移動円滑化のために必要な旅客施設・車両などの構造・設備基準を定めた「交通バリアフリー基準」と「公共交通機関の移動等円滑化整備ガイドライン」を改正した。これまで「1ルート以上」としていた駅などのバリアフリールートについて、最短経路化と複数ルート化を義務付けた。  規定がなかった乗り継ぎルートについては、最短経路でバリアフリー化することを義務化。別事業者の乗降場との乗り継ぎ円滑化も進めるようにした。  「11人以上」としているエレベーターの大きさも、旅客施設の利用状況に応じた複数化・大型化を義務化。障害者らの優先マーク設置もガイドラインに位置付けた。 (週刊福祉新聞 平成30年4月23日 第2856号より転載)       平成29年度第3回レクリエーションを終えて      伊勢神宮(内宮)とおかげ横丁を訪ねました      平成29年度第3回レクリエーションは、30年3月25日(日)に実施され、171名の方が参加されました。8年ぶりの伊勢神宮(内宮)とおかげ横丁へのバス旅行です。  天気にも恵まれ、ほぼ予定どおり出発しました。  今回の昼食は、伊勢かぐらばリゾート千の杜です。  暖かい小なべや天ぷら、茶碗蒸しなどをゆっくり召し上がっていただきました。  食事を終え、伊勢神宮(内宮)へ到着です。  想像以上の参拝者で皆さんびっくりされていました。  内宮の入り口である宇治橋をわたり、玉砂利を敷き詰めた長い参道を進み、やっと本宮の階段の下までたどり着きました。         お参りを終わられ、内宮の参道「おはらい町」やその中ほどにある「おかげ横丁」へ 伊勢の名産品やお土産、食べ歩きと元気に「おはらい町」の中に消えて行かれました。      沢山の人で一杯でしたが、ほとんどの方が、お土産の袋を持ってバスに帰ってこられました。  *次回の平成30年度第1回レクリエーションは、30年6月24日(日)に開催します。   多くの方の参加をお待ちしております。     大阪府ITステーション障がい者就労支援IT講習受講者募集♪  大阪府在住の障がいのある方で、就労を希望されている方を対象に、就労支援IT講習を行っています。  受講を希望される場合は、事前に就労相談の予約をお願いします。 ◆初級講習(個人指導)  障がいの種別にかかわらず参加可能。 パソコンのファイルやフォルダー操作などを理解する。  入門編、キーボードなどの入力操作編を学びます。 ◆中級講習  事前に講習予約してスケジュール管理と自ら習得する力を養う自習形式講習で学びます。  ■身体障がい者等向け講習、精神障がい者向け講習  ・ Windows、Word、Excelの基礎 ・ Word応用 ・ Excel応用 ・ PowerPoint(基礎・応用)  ・ Web更新作業基礎 の5つのカリキュラムから最大45回(90時間)まで受講可能です。  ■視覚障がい者向け講習  ・文書入力、パソコン管理、インターネットの利用、メール利用、Wordの利用、Excelの利用、社内文書・社内メールへの対応などの講習を行なっています。   ※画面読み上げソフト(PC-Talker)を利用して行います。  ■聴覚障がい者向け講習  ・パソコンの基本操作、Word、Excel、PowerPointなどの基礎と応用、Web更新作業基礎などの講習を行なっています。   ※1講習は2時間。各カリキュラムは15課題あります。 ◆上級講習  資格習得をめざす検定対策講習で、講義形式で行います。検定の要点等をアドバイスし、模擬試験形式の講習で合格をめざします。  ・日本語ワープロ検定 2級・3級 ・情報処理技能検定 表計算 2級・3級 ・文書デザイン検定 2級・3級  ・パソコンスピード認定試験 日本語 ◆就労相談予約方法  就労相談の予約は、電話、FAX、eメールにて受付をします。  電話番号:06-6776-1222  FAX番号:06-6776-1281  E-mail:shien@itsapoot.jp  ※メール、FAXの場合は、必ずお名前と連絡先の電話番号(FAX番号)を明記してください。  予約受付時間 月曜日〜金曜日(土曜・日曜・祝日・年末年始休館)  午前9時から午後4時30分  ※就労支援の流れの詳細につきましては大阪府ITステーションホームページの「就労支援の流れ」のページをご覧ください。 URL:http://www.itsapoot.jp/disability/     大阪府障がい者ITサポーター養成研修会開催のお知らせ♪  ・障がい者がITを学べる講習会講師としてのITサポーター(パソコンボランティア)を養成する研修会を実施します。  ・ボランティアに興味のある方や、まったくボランティアは初めてという方、ご自身のパソコンスキルを発揮したい方、手話ができる方、等々のご応募をお待ちしています。  ・平成30年度のITサポーター養成研修会は3回開催予定をしています。  ※詳細につきましては大阪府ITステーションホームページの「ITサポーターとは?」のページをご覧ください。http://www.itsapoot.jp/supporter/recruiting.html ■第1回 大阪府障がい者ITサポーター養成研修会  開催予定日:平成30年6月15日(金曜)、22日(金曜)  時間:10時から17時まで(昼休憩1時間)  申込締切日:平成30年6月4日(月曜)  場所:大阪府ITステーション(〒543-0074 大阪府大阪市天王寺区六万体町3-21) ■受講料:無料 ■定員:各回15名(応募多数の場合は抽選で選考いたします。) ■申し込み方法:受講のお申し込みは大阪府ITステーションホームページより「受講申込書」をダウンロードの上、郵送・FAX・メールにて申込をお願いします。