「第14回共に生きる障がい者展」開催 《第14回共に生きる障がい者展》が、今年度も大阪府、大阪府教育委員会と共催で11月12日(土)、13日(日)の2日間《国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)》において盛大に開催されました。 開会に先立ち、エントランスホールでは、午前10時30分から、『堺市立三原台中学校吹奏楽部』の吹奏楽演奏でオープンし、午前11時から『開会式典』が行われました。 【開会式典】 松浦アナウンサーの司会により、午前11時から開会式典が行われ、まず、主催者の植田 浩 大阪府副知事と(社福)大阪障害者自立支援協会理事長 草川大造の挨拶の後、ご来賓の今井大阪府議会議長と竹山堺市長から、祝辞を頂きました。                      続いて、登壇者の来賓紹介と主催者の紹介、祝電披露の後、創業100周年記念事業の一環として大阪府に多額の寄付(一部をともいき運営費として活用)をされましたセンコー株式会社様への感謝状の贈呈式が執り行われました。 その後主催者及び来賓者の方々によるテープカットが行われ開会式を終了しました。 【多目的ホール】 12日(土)11時50分からの第1部は障がいのある人が創り出す音楽と舞台の<パフォーミングミングINともいき>が開催され、『大阪府障がい者芸術・文化カレッジ』の舞台発表がありました。 『大阪府障がい者芸術・文化カレッジ』は、障がいのある方の芸術・文化活動の更なる裾野の拡大を目的として、初心者も含めた芸術・文化に興味のある人に、ダンス・音楽・演劇などの芸術・文化を体験してもらう取組で、プロ劇団の指導のもと、ミュージカル舞台公演を全員で創り上げ、ワークショップを実施しました。 12時20分からダンス ファインプラザ大阪『みんなでつくる発表会』がありました。 ファインプラザ大阪が開催しているダンス教室の参加者と、大阪体育大学とファインプラザ大阪共催事業『みんなでつくる発表会:地域交流をねらいとしたインクルーシブ舞台の創造〜地域・教育・医療の連携〜』に協力・出演される団体とともに日ごろの活動の成果を発表しました。 13時45分から、元阪神タイガースの関本賢太郎さんのトークショー『必死のパッチの野球人生』と題してのトークショー並びにパラスポーツ選手和田伸也さん(陸上)、上山友裕さん(アーチェリー)を交えての対談がありました。   14時45分からは、<パフォーミングミングINともいき>の第2部として国際障害者ピアノフェスティバルで金賞を受賞した未近功也さん・鈴木凜太朗さんの『ピアノコンサート』がありました。 引き続き、16時00分から、<子どもゆめ基金助成活動事業>の障がい児、地域と共にダンスと歌のワークショップ『響くよ届くよ あなたの心に』があり、府内の3つの地域で障がいがある人もない人も一緒になって、練習してきたダンスと歌を披露しました。 13日(日)の多目的ホールでは、『大阪府障がい者芸術・文化コンテスト2016』を開催しました。 平成28年9月17日から19日に開催し30組が出演した『大阪府障がい者芸術・文化フェスタ 2016』において、高い評価を得た出演者・団体10組を対象に、特別審査員に花*花さんをお迎えし、知事賞のグランプリ、準グランプリ、及びパフォーマンス賞、審査員特別賞の表彰を行い、グランプリは、『武内美津子&平松としや(演劇)』、準グランプリは、『吉田悠太郎(ピアノ演奏)』、パォーマンス賞は、『大阪府立たまがわ高等支援学校ダンス部(ダンス)』審査員特別賞は、『T・Kユニット(ハーモニカ演奏)』でした。 また、特別審査員の花*花さんによるミニコンサートがありました。 【エントランスホール】 12日は『堺市立三原台中学校吹奏楽部』演奏と『開会式』に引き続き、 11時30分頃から、(特活)大阪府中途失聴・難聴者協会による団体の紹介と、『要約筆記の解説・啓発・模擬体験』がありました。 11時50分からは、大阪府立堺東高等学校の知的障がい自立支援コース生による『学校紹介』があり、大阪府が進めている府立高校における『ともに学び、ともに育つ』教育について理解を深めることが出来ました。 12時30分と15時15分からの2部制で、障がいのある方々をサポートする『盲導犬、介助犬、聴導犬 大集合』があり、障がいのある方々をサポートする盲導犬・介助犬・聴導犬について、実演や体験談を交え、楽しみながら理解を深め、関心を高めることが出来ました。 13時15分から「ファインプラザ大阪」の施設と障がい者スポーツの紹介とルール説明などがあり、2本のロープを使って跳ぶなわとびの『ダブルダッチ』の実演が行われました。 また、13:30と14:45の2回もずやんショーが開催され、トラッキー、ミミちゃんと一緒に阪神タイガースの歌(六甲おろし)を歌い、トークショーを盛り上げました。 13日(日)は、12時10分から障がいのある人やない人、職業や年齢の区別なく集まった有志で結成されたボランティアオーケストラ『響(ゆら)』によるミニ・コンサートがあり、様々なパフォーマンスを交えて、全身で音楽を感じられるような演奏をされました。 また、11:00と13:15のもずやんショーでは、ワニタンも参加し、視覚障がい者への声かけなどをテーマにした寸劇が披露されました。 15時30分から『児童虐待防止オレンジリボンキャンペーン』の一環として、親子連れの方が本イベントをゆっくりと楽しめるよう、遊びコーナーを設け、お子さんがゲームを楽しんでいる間に、親御さんに対して子育て施策のPRを行いました。 【第38回障がい者作品展】 1階ホワイエでは2日間、大阪府内の障がい者関係福祉施設等に通所又は入所されている障がい者や、府内に居住する障がい者の方々が、製作された手芸品・工芸品・絵画・書画・写真・陶器等の作品を展示・即売する『障がい者作品展』を開催しました。 この『障がい者作品展』は、障がい者に対する社会全般の正しい理解と認識を深めるとともに、障がい者の社会的自立への意欲を高め、社会参加の促進を図ることを目的として開催しているものです。 今回、作品展に出展された作品は、手芸品1,299点、工芸品619点、陶器626点、絵画73点、書画4点、写真311点、その他172点、展示のみ20点の合計3,124点で、いずれの作品も立派なものばかりで、来場者の目を楽しませていただきました。 【大研修室】 13日(日)<IT機器展2016/ユニバーサルデザイン生活展>が開催されました。 障がい者の日常生活や社会参加に役立つIT機器や福祉用具、誰もが使いやすいように配慮されたユニバーサルデザイン生活用具など、13社11ブースの出展による多彩な機器やソフトの展示が行われました。 大阪府ITステーションからも活動紹介のブースを出展し、『就労に直結した各種IT訓練内容の紹介』をはじめ、視線入力の装置、ドラゴンスピーチ、PC−Talkerなどの『支援機器・支援ソフトの体験』、その操作指導を『障がい者ITサポーターが行うなど、『大阪府ITステーション』を紹介しました。 各ブースでは、各社から災害時要援護者に役立つ『お手伝いバンダナ』、『医療バンダナ』、救助用担架『フレスト』、防災用品『おんぶひも』、携帯版『電話リレーサービス』、『オストメイト対応トイレ』、『スマート装具』、『しゃべる液晶テレビ』、『音声ナビつきIHジャー炊飯器』、『音声読み上げポータルサイト』のデモ、歩行誘導マット「ホコウクンガイドウェイ」のメンタルコミットロボット『パロ』の紹介と展示が行われました。 また、10時30分からは、障がい者スポーツ体験(NPOパラキャラバン)、14時からは、合理的配慮セミナーとして、「合理的配慮の提供義務について」「合理的配慮の実践〜働きやすい職場づくり〜」の2題の講演がありました。 【中研修室】 12日(土)11時から『大阪府立たまがわ高等支援学校及び共生生推進教室設置校(金剛・枚岡樟風高校)』による喫茶・休憩コーナーが設置され、熱心に接客対応をしていました。 13日(日)10時から大阪府立泉南支援学校の生徒による『学校紹介』、12時30分から大阪府立佐野支援学校の生徒による『学校紹介』が行われ、授業で製作した製品や収穫した野菜などのバザー販売が行われました。 【バリアフリープラザ】 2日間、『阪南病院による庭園療法の体験コーナー』、『障がい者の相談コーナー』及び『難聴・中途失聴に関する理解促進、相談コーナー』を設置し、『障がい者の相談コーナー』では、(社福)大阪障害者自立支援協会と阪南病院の専門相談員による、障がい者総合支援制度、就労支援、雇用、職業訓練、教育等に関する障がい者やその家族などの疑問や悩みごと等、様々な相談にお答えしました。  『難聴・中途失聴に関する理解促進、相談コーナー』では、(特活)大阪府中途失聴・難聴者協会が相談の受付を行いました。 【エントランスホールの2階吹き抜けスペース回り】 2日間『啓発コーナー』を設置し、障がい者への理解促進、障がい者雇用を支援する施策、教育に関する施策及び児童虐待防止啓発に関するパネル等を展示するとともに、チラシ・パンフレットの配布を行いました。 また、『ぬり絵』、『ゆび文字クイズ』コーナーが設置されました。 【2階ホワイエ】 入口付近では、2日間、NPO法人シルバー・アドバイザーによる『手づくりおもちゃづくり』コーナーを設置し、おもちゃづくりを行いました。また、『ビーズアクセサリー作り』をされている施設の職員のアドバイスの下、来場者に『ビーズアクセサリーづくり』(12日のみ)を体験していただきました。 中央付近では、『府内の支援学校の児童生徒の作品展』が行われ、壁面に絵画を展示し、テーブルには陶器・木工品・手芸品などを展示しました。 ホワイエでは、『障害者差別解消法eラーニング』の実施、『ふれあいおりがみ』コーナーを設置し、大阪府作成のガイドライン等により障がい者への理解促進、障害者差別解消法の周知啓発を行うとともに、来場者に楽しみながら各イベントやブースに立ち寄ってもらうため、スタンプラリーの『ゴールポイント』景品引換を設置実施しました。 【正面玄関前】 2日間、障がい者施設で生産された製品を府民が繰り返し購入・利用し、障がい者の自立に向け応援する制度『こさえたんサポーター登録制度』のPR及び登録受付を行いました。 また、熊本地震で被災した障がい者への支援の一環として熊本県内にある障害者施設の授産製品の販売を行いました。 【ホワイエ前屋外】 『障がい者スポーツ啓発コーナー』を設置し、障がい者スポーツの啓発と併 せてファインプラザ大阪と大阪府障がい者スポーツ協会、大阪体育大学と共に 車いす(バスケ車・レーサー)、フライングディスクなど障がい者スポーツ用具の展示し、障がい者スポーツ「ボッチャ」体験の実施を行いました。         【エントランス前屋外】 2日間、地域との連携及び集客効果をめざし、地域との協働イベントを実施しました。 ○『福祉車両展示』 ホンダカーズ泉州が、福祉車両2台を展示しました。 ○『泉ケ丘商店街ブース』 泉ヶ丘商店街より、ロッテリアと和菓子の花月堂が出店されました。 【屋外交流広場】 ビッグバン前交流広場では、堺市南区周辺の障害者施設が主催し、縁日コーナー(射的・綿菓子・ヨーヨー吊りなど)、ビンゴ大会、ステージ、リサイクルバザー、フリーマーケットなど楽しいお祭り気分が味わえるの『ちょっくらわくわくまつり』(12日のみ開催)が同時開催されにぎわいました。 また、大阪府立大型児童館ビッグバンの『移動ミュージアム』では、輪投げ 等の遊びが体験でき、子供たちの歓声が上がっていました。 今年の来客者数は、12日5,826人、13日4,436人の 合計10,262人で連日たくさんの人で賑わいました。