新年のごあいさつ
理事長 西口 禎二
明けましておめでとうございます。
皆さまには、お健やかに輝かしい新年を迎えられたことと思います。今年一年が、皆さまにとって穏やかな良き年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。
また、日頃から当法人の運営に格別のご支援、ご協力を賜り、この機会に厚くお礼申し上げます。
世相を反映すると言われています漢字一字に、昨年は「金」が選ばれました。その理由には、
・パリオリンピックやパラリンピックに出場したアスリートが数多くの金メダルを獲得したほか、大谷翔平選手が3回目のMVPに輝くなど、値千「金」の活躍だったことなど、光をあらわす「金(キン)」
・政治の裏金問題や金目当ての闇バイト強盗事件など、影をあらわす「金(かね)」
という2つの意味が込められていました。
オリンオピック・パラリンピックが開催される年は、「金」が選ばれることが多くありましたが、これまでと少し異なっていたのは、選ばれた理由に2つの相反する意味があった事、つまり、影をあらわす「金(かね)」という意味も示されていたことではないでしょうか。皆さんはどう思いましたでしょうか。
さて、今年は、巳年(みどし・へびどし)です。「へび」というと、しばしば嫌われ者扱いされがちですが、一方で、脱皮を繰り返して成長することや、生命力の強さから、「再生」、「復活」、「長寿」を象徴し、縁起がいい生き物とされることもあります。私自身はポジティブ思考なので、縁起がいい生き物と受け止めていますが、皆さんは、どのようなイメージを持っておられるでしょうか。
今年、国内で予定されている主な行事・イベントなどを見ると、4月13日~10月13日までの184日間、夢洲で「大阪・関西万博」が開催されます。6月には、刑罰の懲役と禁固を廃止し、「拘禁刑」に一本化する改正刑法が施行されます。また、7月28日に任期満了を迎える参議院議員選挙、10月には、5年に一度の国勢調査も予定されています。
スポーツの分野では、9月から10月にかけて、国民スポーツ大会(国スポ)、全国障害者スポーツ大会(全障スポ)が滋賀県で開催されます。また、11月には、日本で初めて開催される「東京2025デフリンピック」もあります。忘れてならないのが、我が阪神タイガースが創設90周年を迎えることです。昨シーズンは「アレンパ」の期待がかかっていましたが、惜しくもセ・リーグ2位となりました。節目の年である今シーズンは、藤川新監督の元、リーグ優勝、3回目の日本一に向かって新たな船出となります。これまでにも増して応援に力を入れたいと思います。
巳年の今年は、「鬼が出るか蛇(じゃ)が出るか」、どのような試練が、また喜びが待ち受けているのでしょうか。どのような困難に直面しても、大障協職員一同の「底力」を結集し、「全員野球」で乗り越えていかなければなりません。そして、「充実した1年だった。」と思えるよう全力投球いたします。
現在、大障協の経営状況は決して楽なものではありませんが、しんどい時、辛い時ほど真価が問われることになります。昨年、「これまでの『挑戦』という姿勢を維持しながら、全職員の『底力』に期待し、大障協として、『新たなスタートを切ることができる年』にしたい。」と申し上げましたが、しっかりとスタートが切れたのかどうか疑問です。
今年は、4月から大阪府立福祉情報コミュニケーションセンター指定管理事業のあらたな5年がスタートします。これまでの姿勢は維持しつつも、原点に立ち返って自分自身の足元を見つめ直し、全職員の「底力」に期待しながら、リスタートの年、大障協の再生、復活の年にしたいと思います。今年もよろしくお願いいたします。
令和7(2025)年1月6日