新年明けましておめでとうございます。
 皆様方におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 今年は、東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。テレビでも近年、障がい者のスポーツがとりあげられることが多くなりうれしく思っています。
 そのような中、「障害者の文化芸術を推進する全国ネットワーク」が2015年7月に組織され、今年2月から全国7か所で「障害者の文化芸術フェスティバル」が開催されます。また、大阪府でも2001年からビッグ・アイ等と連携しながら、文化芸術分野における障がい者の活動支援等に取組んでおられ、それらの企画に参画し、発表の機会を得ることは、障がいのある人にとって喜びでもあり、楽しみでもあります。そのような場面、機会が身近な地域で展開され、社会の障がい理解がすすみ、障がいのある人が共生社会の一員として活躍できたらと思います。本年もどうぞよろしくお願いします。

新年のご挨拶

 一般社団法人 大阪脊髄損傷者協会 会長 羽藤 隆

 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 今年は文字通りオリンピック、パラリンピックの年です。
 障害者スポーツが社会に浸透し、すそ野を広げ、レベルアップに繋がることを願うものです。合わせて、街づくりや、交通、宿泊施設等のバリアフリー化の取り組みが進められていますが、これらが一過性に終わることの無いように望む次第です。折しも大阪では、ホテル等の宿泊施設におけるバリアフリー化に向けた大阪府福祉の街づくり条例の改正が取り組まれています。私たち、車いすを利用する者にとって仕事や社会活動、余暇等快適さを求める上でも、宿泊施設のバリアフリー化は不可欠です。また、昨年から施行されたバリアフリー法に基づく施策の推進や3年を経た障害者差別解消法の検証も求められる年でもあります。
 引き続き、行政や他団体との連携を進めながら当事者団体として声を上げていきたいと思います。
 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

新年のご挨拶

 公益財団法人 阪喉会 理事長 上西 洋二

 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 本年はオリンピックがあり、更に大阪は万博を控えその準備もあり、活気のある社会情勢が期待されます。
 しかし、その殆どが老齢である喉頭摘出者においては、これから更に進んでゆく少子高齢化の社会情勢では一人暮らしや少ない親族という状況に置かれます。この場合、代用音声の習得が無ければ周囲の社会とのコミュニケーションが取れず、自立できず引きこもりの暗い生活となります。
 当阪喉会は、代用音声の発声指導において、70年に及ぶ歴史、体験を持っており、習得希望者の体力、気力、生活環境に応じた指導を行い成果を挙げております。
 これから代用音声の発声を習おうという方は勿論、習得したがそのレベルをさらに向上しようという方も是氏当会の音声教室にお出で下さい。
 健常者と同等さらにそれ以上の発声を可能として、明るい生活を送ろうではありませんか。

新年のご挨拶

 公益社団法人 大阪府精神障害者家族会連合会(略称:大家連)会長 倉町 公之

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
 当会は、本年創立50周年を迎えます。
 近年は、当事者と親の高齢化に伴う「8050問題」などが提起されており、取り組みへ向け決意を新たにしているところです。
 精神障害者が、障害者として出発したのが遅かったことから、福祉施策においては多くの課題を抱えています。このうち、「重度障害者医療費助成制度」と「交通運賃割引」について、大家連では重点課題と位置づけて取り組んできました。
 「重度障害者医療費助成」については、2018年4月から、精神保健福祉手帳1級所持者が初めての対象者となりました。これについては、2018年12月~2019年3月にかけ、「精神障害者の医療に関するアンケート調査」を実施しました。(詳細は「だいかれん」NO.261号に掲載)
 「交通運賃割引」については、昨年12月、近畿2府4県連の会長が、JR西日本へ要望書を提出し、意見交換会を実施しました。
 今年も引き続いてのご支援をよろしくお願い致します。

新年のごあいさつ

特定非営利活動法人 大阪府中途失聴・難聴者協会 理事長 橘髙 恵子

 新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 当協会は2月に「災害時、緊急時の備え ~情報入手とコミュニケーションを考える~」のテーマで大阪府中途失聴・難聴者福祉大会を開催します。災害時は初動が生死を分かつ、と言われていますが、音声情報の入手が難しい中途失聴・難聴者が情報を得て行動する術を考察し、協会内の体制作りと社会や行政に働きかけてまいります。
 6月に開設される大阪市東成区森ノ宮の大阪府立福祉情報コミュニケーションセンターに、これまで大阪府の委託事業として実施していた要約筆記者確保事業と派遣事業の拠点は移ることになりますが、引き続き、中途失聴・難聴者の社会参加促進、意思疎通支援の充実に努めてまいります。
 東京パラリンピックの開催を契機にすべての人が暮らしやすい環境づくりが推進されるよう、協会として活動を続けてまいります。今後とも、ご指導とご支援のほどよろしくお願いいたします。

令和2年新春のごあいさつ

 大阪府肢体不自由児者父母の会連合会 会長 松並 利行

 謹んで年頭のご祝詞を申し上げます。
 令和元年は、日本国にとって新天皇をお迎えし、新しい時代の始まりでありました。令和2年、どんな素晴らしい年になるのか期待するところです。
 年の初め、障がい児者が望むことは、共に生き共に安心して過ごせる環境、障がいがあってもなかっても共に生きる社会が実現される国づくりであります。
 そしてそれは、日本だけでなく、全世界の人々が共に生きることができる平和な社会を人間として考えていかなければなりません。
 原子力はもともと人殺しのために作られたものではありません。電力は人間の幸せのためにあるのです。人類が不幸になるために発明されたのではありません。人間を地獄に落とすか、幸せにするのか、使い方によりさじ加減一つで人間の一生は変わることになります。私たちは小さな力ではありますが、人として生きている限り幸せを求め努力精進しなければならないのです。
 結びに、本年も健やかな一年であり、関係者各位の皆々様のご健康とご多幸を祈念申し上げます。

新年のご挨拶

 公益社団法人 日本オストミー協会 大阪府支部 支部長 青野 仁彦

 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 輝かしい令和の御代を皆様方と共に迎えられましたこと誠に嬉しく存じ上げます。
 昨年は地震、台風、豪雨災害等の自然災害により多くの人命が失われる大変な年となりましたが、本年は災害の無い皆が多幸な年となりますように祈るばかりです。
 私達、日本オストミー協会はオストメイト(人工肛門、人口膀胱、造設者)の生活の質の向上(QOL)を目指して日々、研鑽努力致しております。
 まだまだ道半ばではございますがこれより先も共に歩み、皆様の心に寄り添えるように、努力して参る所存でございます。
 終わりに、社会福祉法人 大阪障害者自立支援協会の皆様、会員皆様のご健勝、ご多幸をお祈り申し上げ新年のご挨拶とさせていただききます。

新年のご挨拶

 一般社団法人 日本筋ジストロフィー協会 大阪支部長 小林和美

 新年あけましておめでとうございます。
 昨年の自然災害で大きな被害が生じ、亡くなられた方々のご冥福と、被災された方々の一日も早い復興をお祈りいたします。
 私は、昨年4月に日本筋ジストロフィー協会大阪支部長に就任いたしました。若輩者ではございますが、皆様今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
 一昨年12月に公開された映画「こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話」はご存知ですか?第56回日本筋ジストロフィー協会全国大会の講演会に原作者の渡辺一史さんより映画の裏話を伺いました。「障がい者」のイメージを覆す強烈なキャラクターの主人公の介助者とのやりとりや関係を通して、お互いが支えあって成り立っていて、「できない」を「できる」に変えていくバイタリティーは素晴らしいと思いました。在宅での自立生活は、現実的には大変ですが、障がいがあっても楽しんで人生が送れるよう応援していきたいと思っています。

新年のごあいさつ

 社会福祉法人 大阪障害者自立支援協会 理事長 里中 亨

 2020年の輝かしい初春を迎え、読者の皆様には、お健やかに新しい年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。どうか今年一年が、皆様にとりまして穏やかな良き年でありますよう、祈念いたしております。
 また、日頃から当協会の運営に格別のご支援とご協力を賜り、この機会に厚くお礼申し上げます。
 今年は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される年でもあります。オリンピックは7/24から、パラリンピックは8/25から始まります。広く障がい者スポーツのことをパラスポーツといい、障がい者を対象にした〇〇ピックと名のつく大会に代表されます。「デフリンピック(4年に1度、夏季大会と冬季大会が2年ごとに交互に開催。他の大会も同じ)」・「スペシャルオリンピックス」・「パラリンピック」の大きく3つあり、その一つ「パラリンピック」が今年、日本で開催されます。
 昨年(2019/11/16・17)、ビッグ・アイで開催した「第17回共に生きる障がい者展」においても、「体感!パラスポーツ」と称して、車いすバスケットボールの日本代表候補選手によるエキシビジョンと来場者による体験会を実施するとともに、ビームライフル射撃やボッチャの体験会も実施するなどパラスポーツの魅力や醍醐味を存分に発信し多数の来場者で賑わいました。
 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に関係づけて、共生社会の実現に大きく寄与すると考えられる「SDGs」と「ユニバーサルデザイン」の二つの理念が持つ意味合いと展望について、私なりに考えてみたいと思います。
 まず、「SDGs」についてですが、国連においては、2015年に持続可能な開発目標「SDGs(エスディージーズと読みます)」が設定されました。「SDGs」は持続可能な世界を実現するための17の国際目標(ゴール)が設けられており、未来を豊かで活力ある社会にしていく取り組みを進め、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っている、いわば地球規模の社会契約です。17のゴールには「すべての人に健康と福祉を」「人や国の不平等をなくそう」「平和と公正をすべてのひとに」なども含まれています。スポーツも持続可能な世界の実現において重要な役割を担うとされています。スポーツ庁もスポーツの持つ、人々を集める力や人々を巻き込む力を使って「SDGs」の認知度向上ひいては社会におけるスポーツの価値のさらなる向上に取り組んでいます。
 次に「ユニバーサルデザイン」です。「ユニバーサルデザイン」とは、「SDGs」に30年先駆けて提唱された理念で、一般的には、文化・言語・国籍や年齢・性別などの違い、障がいの有無や能力差などを問わずに利用できることを目指した建築(設備)・製品・情報などの設計(デザイン)のことです。
 国においても、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機として、障がいの有無等にかかわらず、誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合う「こころのバリアフリー」を推進することや「ユニバーサルデザイン」の街づくりを進めることで共生社会を実現し、障がい者等の活躍の機会を増やしていくため、「ユニバーサルデザイン2020行動計画」が決定されました。
 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会は、共生社会の実現に向けて取り組む絶好の機会です。単に大会期間中だけでなく世界各地から来日されるお客様のおもてなし、ハード・ソフトにわたる競技の準備・進行を環境美化やまちづくりに繋いでいくこと、また、競技の感動をもとにすべての人に、公平に、やさしく、思いやりの心をもって接していくことなど、共に生きる社会の実現に向け、私たち一人一人がこの機を逃さず一歩一歩行動に移していくことこそが大切だと思います。
 今年は「庚子歳」です。十二支では一番目。動物では「鼠」が当てられます。また、植物に例えると種から新たな命が芽生え育ち始める時期といわれます。
 皆様方にとって、令和二年庚子歳が今までに溜めていたエネルギーを基に新たなスタートへと繋がる良き年になりますよう祈念します。

謹賀新年
令和2年 元旦

社会福祉法人 大阪障害者自立支援協会
理事長  里中 亨     
常務理事 立花 保孝
理事   幸島 淳     
理事   小尾 隆一
理事   志磨 規之    
理事   森垣 学
監事   中野 昇     
監事   西岡 亮輔

大阪ワークセンター 大阪ワーク相談支援センター ケアハウス・OSAKA歓の里 歓の里デイサービスセンター 歓の里ケアプランセンター
大阪府障がい者社会参加促進センター 大阪府ITステーション 国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)
大阪府立障がい者交流促進センター(ファインプラザ大阪)